何だか非常に忙しく、なかなか長い文章を書けないのでご無沙汰しております。ちょこちょこした近況はFaceBookの方に上げておりますのでそちらの方を覗いていただければと思います。今日は本の話を2つほど。1冊目は昨年アメリカに行った時に購入したデビッド・ホックニーの画集「Dog Days」愛犬をただただシンプルに大量に描いてあります。このイギリス人の画家はスノッブな感じがしてあまり興味が無い人でしたけど、この本で全然印象が変わりました。かなりラフなタッチでドローイングと油彩で愛情たっぷりに描いてあります。ほとんどが寝てるとこばかりですが、その腕と味はさすがな感じで見てるとこちらも幸せな気分になれます。こんな感じで描けるのが今年の私の目標ですね。もう1冊は石井光太さんのルポ「餓死現場で生きる」。貧困問題、それも子供を中心としたルポです。衝撃的な現実が淡々と書かれていますが、それゆえそのことの重大さに唖然とさせられます。日本を含めて世界では色んな問題がおきていますが、貧困問題というのはその中では私たちが一番理解しやすく実感しやすい問題だと私は思っています。だから、どうにか出来るという簡単な問題ではないですが、そのことを知っておくことは必要なことではないかと思います。何かをするというまででもなく、その事に思いを巡らすという人が増えるだけで何かを出来るチャンスが生まれるものではないでしょうか。やや硬い話になりましたが、宜しければ読んで見てください。
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