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先日、初音家左橋師匠の落語を聴きに池袋演芸場に出かけた。左橋師匠は猫好きで、私の個展などにも顔を出していただいたりする。落語家として脂の乗ったその話芸はなかなかに味わい深い。小ネタだが粋な「短命」という話がとてもよかった。差し入れにカレンダーと瑞穂の豆大福を持参。瑞穂は原宿にある古い和菓子屋だが、ここの豆大福はめっぽう旨い。1個200円と大福としては高いが、1個食べると満腹になるそのボリュームを考えると安い。豆の味付けが抜群でこれほど「塩梅」という言葉が似合うものは無いと思う。出来たても旨いが、何日か過って固くなった奴をあぶって食べるとこれが又何とも・・・・お後がよろしいようで。
去年、何げにさぼっていたのだが手描き日めくりカレンダーの問い合わせがちょこちょことあり、今年はまた作る事になりました。ただし以前より全然数が作れないので、あるていど限定のような形になってしまいます。写真がそれですがもう1個犬のが増えます。これは文字通り力作業みたいな感じになるので体力的には結構つらいのです。なかなか楽はさせてもらえませんね。(笑)それでももうやらないのかとか言われるとちょっと嬉しいもんなのですよ。
年末に向けてまたちょこちょこと色んなものを準備しています。どれだけ形に出来るか解りませんがまあ頑張ります。
ここ何日か風邪をひいてしまい、寝たり起きたりの日を過ごしている。今日あたりはさすがに飯を作る気力が無く何年ぶりかでピザの出前を取った。旨くはないが、まずくもないね。意外とアツアツで来ました。珍しく娘が塾のテストでいい点を取ったらしい。娘が行く塾は2週間に1度のテストの成績で席順が変わる。現在最もいい席に座っているらしい。勉強は嫌いだと公言してはばからない彼女もそれはそれで気分がいいらしい。しかしこの好成績には訳があり、学校をさぼって勉強した成果なのだ。変な話だが、学校に行かなくて良ければかなりの成績と偏差値を確保出来るというのが現実である。それほど学校の授業(特に公立)と現実的に進学等で必要となる学力は乖離している。私はこの現状がもちろんいいとは思わないが、問題提起するヒマも気もない。偏差値ばかりが全てでは無いとは思うが、現実的にリスクを負い対処しなければならないのは子供だ。私達はクールに目の前の現実に対応していくしかないのである。塾のあざといやり方に私もあまりいい気はしないが、いい成績を取ったことでその位置をキープしたいと今までになくモチベーションがあがっている娘を見ていると、ゆとり教育などというものの白々しさを感じずにはいられない。子供は意外とタフで現金だ。
猫町での個展無事終了しました。沢山の方にご来場いただきありがとうございました。さてという感じですが、猫町は遠い為、連日の早起きでさすがに睡眠不足が身体にこたえています。それでもなかなか休めないですね。まあ仕事に追われるうちがはななので文句は言えませんが。写真は恒例のアートフレームの干支物。今年はカレンダーからアレンジさせてもらいました。これもずいぶん長いことやってますね。正直そう売れるものでもないのですが、楽しみにされている方もいらっしゃいますので止める訳にはいかないですね。これを作ると、年末が近いという感じがするのですが、年々その感覚が早くなってます。
猫町での個展の前半が終了。インターバルをはさんでまた今週木曜日から後半戦が始まります。今日あたりは一休みかと思いきやそうもいかず溜まっている発注をこなして一日がすぎました。書簡集という手製本を作ったのですが、搬入当日に出来上がったのでゆっくり観てなかったのですが、けっこういい本になってたと思います。人気もありました。私も気に入ってます。先日、猫町からの帰りに久しぶりに私の好きな街、神保町に寄りうろうろし昔から好きだったキッチン南海で夕飯。もうそろそろここの飯は厳しいかなと思いながらも変わらぬ定番メニューの「ひらめフライ&しょうが焼き」をオーダー。涙が出るくらいに変わらず旨し。みずみずしいキャベツがたっぷりなのが嬉しい。さすがにライスは少し残しました。食後に壹眞という喫茶店でコーヒー。神保町は喫茶店のメッカでもある。丁寧な仕事で淹れてくれたコーヒーの旨い事。おもわず‘美味しいですね‘と声をかけるととてもいい笑顔で「ありがとうございます」と返してくれた。1杯600円でお代わりは半額。安くはないだろうが、決して高いとは思わない。かっこばかりのカフェが出す適当なコーヒーを飲むことを考えたら全然お得だ。その後三省堂で文芸書の新刊をチェックして帰る。いい息抜きになりました。
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