不覚にも知らなかったのだが、敬愛する作家ロバート・B・パーカーが今年1月亡くなっていた。たまたま入った書店で知ったのだがちょっとショックを受けてしまった。ボストンを舞台にした私立探偵スペンサーが活躍するシリーズは1973年に第一作が出て、その後年に1冊必ず新作が出ていた。私も付き合い出して30年近い。腕っぷしが強く、料理が上手で、スポーツや音楽、文学を愛するというスペンサーに私は大変な影響を受け、若い頃は夢中になり、飼ってた犬にもスペンスという名前を付けていた。小説の中に実際出てくるレストランやバーに行きたくてボストンを訪れたこともある。近年も年に1冊出る新作を楽しみにこれだけは新刊で買い続けていた。もうスペンサーには会えないのだと思うととても辛く、拠り所を失った感じだ。近年は新境地を開拓し、遺作となった「勇気の季節」は何と青春小説だ。精力的に色んなシリーズが出ていたので死ぬなんてことは、これっぽっちも考えていなかったが、何せ私が50を過ぎたのだから彼もすでに77才になっていたのだ。それで青春物というのもまた凄い。ご冥福をお祈りします。いつか墓まいりに行きたい。さて今度のイベントは一宮の名鉄百貨店。猫の催事にしては珍しく1階です。一宮はモーニング発祥の地らしく喫茶店が多いらしい。それに敬意を表して喫茶店風な絵を1枚。ブックカバーにします。革物の珍しい奴とか色々と持って行こうと思います。例によって何か特典つけますのでお近くの方はお運びいただいて気軽にお声かけ下さい。
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