先日、人気ブログ「ジュルのしっぽ」の花奈さんから本が送られて来た。「ジュルのしっぽ」が本になったらしい。これがまた素晴らしい本に仕上がっている。ジュルは私の著作で絵を描かせてもらって以来の付き合いだ。1度抱っこさせてもらったが、せつなくていい猫だった。野良だった猫は良くも悪くも人の善い面と悪い面を知っていてそれがせつなさを感じさせるのかもしれない。うちの猫などもそうである。この本は一言で言うと一匹の猫の再生の物語である。そしてそれは人と猫との理想的な関係の在り方をも示唆している。誰しもが感動を覚えるはずだ。そして印税の全ては日本では数少ないシェルター(数多くの犬や猫を保護・管理し譲渡出来るように組織された施設)を運営するライフポート友の会に寄付される。なんとも頭の下がる話で私は自分が少し恥ずかしくなった。私は大したことは出来ないが、この本を売る為にはどんな協力をも惜しまないつもりだ。もちろん自分でも出来るだけ買いたいと思う。いくらかでも行き場のない猫の環境がよくなる可能性があるならば、それはとても励みになる事だ。これを読んでる方も宜しくお願いします。
写真の絵は個展用に描いた「フェンスの向こう」という作品。8号と最近の私にしては大きなサイズ。私なりの行き場のない猫への想いを描いたものです。
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